• 市販の水虫薬選び方使い方のコツは?
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      生活環境の変化によって増加傾向にあります

      水虫とは、皮膚に白癬(はくせん)菌(カビの一種)が感染し、強いかゆみなどの症状に悩まされる病気。白癬菌が高温多湿の環境を好むため、患者数は夏に急増します。
        水虫でも受診しない人もいるため、正確な患者数はわかりませんが、長時間靴を履く生活環境などにより、近年増加していると考えられます。女性も長時間靴を履く機会が増えたために患者数が増え、最近は男女比率は半々となっています。年齢が高くなるにつれて患者数が増えるという調査結果もあります。

      <水虫患者の割合>
      水虫特集|水虫患者の割合 イメージ図
      <水虫患者の男女比>
      水虫特集|水虫患者の男女比 イメージ図
      <水虫とは>
      水虫特集|水虫とは イメージ図

       

       

      水虫はどうやってうつるの?

      A 素足で歩いて付着、感染までには最低2日間
        水虫の人が素足で歩いた床や畳、マット、スリッパなどには白癬菌が付着しています。その上を素足で踏むと白癬菌が皮膚に付着。とはいえ、すぐにうつるわけではありません。白癬菌が付着してから皮膚内に侵入、感染するまでの期間は最低2日。毎日、足をきちんと洗えば感染を防ぐことができます。
         ただし、洗い過ぎて皮膚を傷つけると抵抗力が落ちて感染しやすくなるので要注意。また、ジャズダンスなどのスポーツや健康サンダルが原因で足の裏の皮膚が硬くなると、白癬菌が皮膚の深部に入りやすくなります。

      <素足で歩き、白癬菌を踏みつける >
      水虫特集|素足で歩き、白癬菌を踏みつける イメージ図

      <足の裏に付着>
      水虫特集|足の裏に付着 イメージ図

      <足をゴシゴシ洗い 傷つけると抵抗力が落ちる>
      水虫特集 | 足をゴシゴシ洗い 傷つけると抵抗力が落ちる イメージ図

      夏ごとに再発を繰り返します!

      A 慢性化し、夏になると症状が現れるケースも
        白癬菌が感染し、増殖を始めると「白癬菌を追い出し、除去しよう」と皮膚は炎症反応を起こします。それにより、急性期には赤くなって、水ぶくれができて強いかゆみを生じ、皮がむけるなどの症状が起こります。
        放っておくと慢性化し、かかとの皮膚が厚くなってひび割れを起こすケースが多く、かゆみや水ぶくれなどはなくなります。
      水虫のタイプは次の3つ。

      (1) 小水疱(しょうすいほう)型
      小さな水ぶくれができ、強いかゆみを伴う。

      (2) 趾間(しかん)型
      指と指の間(趾間)の皮がむける、皮膚が白くふやける。

      (3) 角質増殖型
      かかとの皮膚が厚くなり、ひび割れを起こす。

        趾間型と角質増殖型が合併して起こるケースもよくあります。毎年、夏になると再発を繰り返すという場合、冬場は白癬菌が眠った状態になって症状が出なくなり、夏になると再び活動を始める、つまり完治していないケースが多いようです。

      <急性期の症状>
      水虫特集|急性期の症状 イメージ図
      <慢性期の症状>
      水虫特集|慢性期の症状 イメージ図

      水虫を放っておくと、どうなるの?

      A 爪白癬(つめはくせん)や細菌の二次感染を起こすケースも
        水虫を放置すると感染が足全体に広がるだけでなく、爪白癬や細菌の二次感染を起こすこともあるので注意が必要です。

      ●爪白癬……爪の中に白癬菌が入って起こる。爪が白く濁って厚くなる。爪は薬の浸透が悪いため、外用薬では治りにくい。

      ●細菌の二次感染……水虫は皮膚の表面(角層)で繁殖するが、そこから深部の真皮や脂肪組織に黄色ブドウ球菌などが感染。足の裏の発赤(ほっせき)や腫(は)れ、熱が出る、股のリンパ腺が腫れて強い痛みが起こるなどの症状が出る。糖尿病など基礎疾患のある人に起こりやすい。抗生(こうせい)物質で治療。

      水虫特集|イメージ図

      水虫の薬は飛躍的に進歩したと聞きますが?

      A 1日1回で高い薬効が得られる薬が主力に
        水虫の治療にはカビに作用する「抗真菌(こうしんきん)剤」の塗り薬が有効で、次の2種類があります。

      ●イミダゾール系……さまざまなカビに効き、副作用が少ない。耐性(たいせい)菌ができにくい。

      ●非イミダゾール系……限られた菌に対しての抗菌力が強い。

        現在はイミダゾール系が主流です。従来は、1日数回塗る必要がありましたが、皮膚への付着性や貯留性を高めて1日1回でも良く効くように改良されたものが市販され、薬を塗る手間を省く上でも大きな進歩となっています。

       <水虫の薬の種類>
      水虫特集|水虫の薬の種類 イメージ図

      水虫特集|水虫の薬の種類 イメージ図

      塗り薬はどのように選んだらいいの?

      A 症状や使用感に応じて剤型を選びましょう
        塗り薬には3つの剤型があり、選ぶポイントは次の通りです。

      水虫特集|イメージ図●クリーム剤……浸透性、使用感がよく、しみるなどの副作用が少ない。ほぼすべての水虫のタイプに対応できる。

      ●軟膏(なんこう)……多少ベタつき、浸透性はクリームよりやや落ちるが刺激が少ない。ひび割れやただれに。

      ●液剤……使用感がスッキリしている。乾燥したりひび割れている水虫は、しみる場合も。

      さらに、冷却効果でかゆみをすぐおさえるスプレータイプなどもあります。
       
       
       

       

      水虫薬の上手な塗り方は?

      A お風呂上りに水気をよく拭き、広く薄く塗ること
        水虫薬を塗るときは、次のことを心がけましょう。

      ●お風呂上りに塗る……お風呂で足を清潔にした後、水気をタオルでよく拭いてから塗る。皮膚がふやけている状態で塗った方が薬の浸透がよい。

      ●広く塗る……症状が出ている部分だけでなく足の裏全体、指の間もていねいに塗る。

      ●症状がなくなってもすぐにやめない……白癬菌が死滅するまで、自覚症状がなくなってから最低で1~2ヵ月は塗り続ける。

      再感染を予防するために、1週間に1~2回水虫薬を塗り続ける習慣をつけるのもよいでしょう。
      また、2週間塗っても症状が改善されなかったり、かぶれなどが起こったら、皮膚科医の診察を受けてください。

      水虫特集|イメージ図

      水虫を予防するには?

      A 足を清潔に保ち、むらさないこと
        水虫を予防・改善するためのポイントは次の通りです。

      足を清潔に保つ。1日1回入浴し、石けんをよく泡立て、足の指の間まできちんと洗う。ゴシゴシ洗って皮膚を傷つけないよう注意する。

      むれやすい革靴などはできるだけ避け、靴を履きっぱなしにせず、脱いでいる時間を増やす。靴下は木綿など通気性のよい素材を選ぶ。

      家庭内を清潔に保つ。床や畳の掃除、マットの洗濯をまめに行う。ただし、あまり神経質になり過ぎないこと。

      水虫の人は他の人にうつさないよう、素足で歩くことをできるだけ避け、厚手の木綿の靴下を履く習慣を。週1~2回、水虫薬を塗ることで、治らないまでも他の人にうつすことは防げる。

      水虫と間違えやすい病気には、

      接触性皮膚炎…かぶれ

      汗疱(かんぽう)…汗を多くかいたために水ぶくれや皮むけが起こる病気

      掌蹠膿疱症(しょうせきのうほう)…膿を持つ水ぶくれができる病気

      などがあります。市販の水虫薬で症状が治まらない場合は、皮膚科で水虫かどうかの診断を受けることをおすすめします。

      水虫特集|イメージ図